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2021年03月23日

うぐゎんハンドブック

私の大切なうぐゎんハンドブック。
他にも2〜3冊持ってたけど、これが1番使いやすい。

まさか自分が、私の母親みたいにマイビンシーを持つようになるとは、夢にも思わなかった。

ビンシーを知らない方は、ネットで検索してください。

沖縄の大切な行事、屋敷のうぐゎん(御願)。土地は、神様からお借りしていると言う考えの元、年に3回お供え物と共に感謝の祈りを捧げる。

うぐゎんハンドブック

以前は、人にお願いしてたけれど、感謝の祈りを人に委ねるのは、ちょっと違うと気が付いた。
言葉足らずでも、完璧な作法でなくても自分で心を込めてお祈りする事に優る事などない筈だ。

私が学習したベストなうぐゎんのプロセスは、4〜5日位前から体調を整える。暴飲暴食をしない様にする。俗な暮らしを送る普段の自分を戒める。出来るだけ身を清めて当日を迎える様にする。
雑念を取り払い素直な感謝の気持ちを神様にお伝えする。

こう言う風に考えると、修道院の尼さんもお寺の修行僧の事も凄く理解出来る様になった。

以前は、ただ俗世間を嫌う高貴な人達のシェルターの様な場所だと勝手に思っていた。
そこは、確実に感謝の祈りを届ける場所なのだ。

住んでいる場所も、勿論、ラ・シャンテ・ブリューとフランス風の名前の私のお店も屋敷のうぐゎんを捧げる。

終わると、そこら辺の空気が軽くなるのが不思議だ。

毎回お供物をご近所さんにお裾分けする。大抵、「屋敷のうぐゎんね〜、私は難儀だから最近もうしてないさ〜。」と言って来る。

「この一帯の土地の神様の御加護は私が独り占めだ。」と思った瞬間に爽やかな空気が消えてしまう…。( ̄(工) ̄)


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Posted by ラ・シャンテ・ブリュー at 14:24│Comments(0)てくてく沖縄
 
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